食べられる醤油。食べられない醤油。小麦たんぱくって?
前回の小麦の負荷試験で、パスタ1cmが食べられるようになったうちの子ですが、醤油も大丈夫だろうということだったので、自宅でチャレンジしていました。
少しの間試してみて特に問題なさそうなので、9月からは幼稚園の給食も、醤油を除去対象から外してもらいました。
うちの子が通っている幼稚園では、醤油は濃口と薄口を使用します。
そのうち濃口は一般的に使用されている醤油の原材料なのでOKなんですが、薄口醤油の原材料には”小麦たんぱく”というものが含まれていました。
小麦たんぱくについて詳しく調べてみると、”グルテン”のことのようです。
グルテンとは小麦からできた粘り気のあるたんぱく質で、練り物の弾力性をアップさせたり、パンの膨らみを大きくしたり、麺類の強度を増し、コシを強くさせるなどの役割があります。
小麦グルテンは小麦アレルギーの場合は食べられないことが多いようですが、アレルゲンの含有量の違いによって、食べられたり食べられなかったりするそう。
米粉で作るパンは膨らみが悪いため、市販の米粉パンには小麦グルテンが添加されている場合もあり、小麦アレルギーでは注意が必要です。
グルテンにはアレルギー以外にも”不耐症”という症状が出る場合があります。
グルテン不耐症は食物アレルギーと似たような症状がでますが、食べてから数時間や数日してから、なんとなくの疲れ、なんとなくの不快症状(腹部膨満感や下痢など)が現れます。
うちの場合はこの小麦たんぱく(グルテン)が添加されている醤油は、残念ながら除去対象のままです。醤油も商品によって原材料がいろいろあるので、確認は大事ですね。
それでも濃口醤油がOKになったおかげで食べられるものが増えたので、おかわりもできるようになりました。みんなと同じように食べたがる年頃なので、とても喜んでいます。
今日の給食は食べられないものだったのですが、延長保育のおやつがみんなと同じもので、お迎えにいったときにちょうど食べ終わっておかわり待ちをしているところでした。
アレルギーっ子は栄養が偏りがちになるので、おかわりするほど食べてくれるのはありがたいことです。
もっと食べられるものが増えて、命の危険が減って、食に対する興味が増えてくれると良いなと思います。
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