複合原材料って知ってる?見落としに注意が必要な原材料表示
先日自分の昼食で菓子パンを食べたのですが、その原材料表示の中に”クッキー”との記載がありました。
そこで気になったのが、クッキーの原料です。クッキーを作るときの材料には卵や小麦粉、バターなどの乳製品も含まれますよね。
実は原材料表示は、場合によってはそこまで細かく記載しなくても良いこともあるんです。
今回気になったクッキーのように、数種類の原料からできた原材料を、”複合原材料”といいます。
この複合原材料は、『製品の原材料に占める重量の割合が5%未満のとき又は複合原材料の名称からその原材料が明らかなときは、当該複合原材料の原材料の記載を省略することができる。』という決まりがあります。
たとえば、マヨネーズ、チョコレート、ハムなどが原材料表示に記載されているのを見たことはありませんか?
マヨネーズは生の卵黄が原料ですし、チョコレートには粉乳が使われています。ハムは卵や乳成分が入っていることが多いです。
大手の食品メーカーだと、原材料表示の最後にある(原材料の一部に○○を含む)の欄に、まとめてすべて記載してくれていたりしますが、メーカーによってはそこまで親切な表示ではない場合もあります。
そのため原材料ひとつひとつに、何が入っているのかを想像しながら確認していく必要があります。
ただアレルギー表示については細かい決まりがいろいろとあるため、基本的にはわかりやすくなっているので、難しく考えすぎて混乱してしまう必要はありません。
原料が容易に判断できるものがほとんどなはずなので、見落としがないように気を付けていれば大丈夫だと思いますよ。
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