漆(うるし)でかぶれるのはアレルギー?
漆塗りで有名な漆は、ウルシ科の植物です。
漆かぶれの原因となる物質はウルシオールと言い、かぶれるのはこのウルシオールによるアレルギー反応です。
ウルシオールは揮発性があるため、漆にアレルギー反応を示す人は、漆の木の近くを歩いただけでも症状がでることがあります。
漆かぶれは広範囲に出ることもあり、ブツブツやカサカサで真っ赤になったりします。
かゆみが強くなっていき、数日から数週間で治まりますが、治療すればもっと早く済む場合もあるようなので、かぶれた場合は早めに病院へ行く方が良いですね。
ただ漆かぶれには、対症療法しかなく、薬はかゆみを一時的に抑えるためにしか使用できず、漆かぶれ自体に効果のある薬はないようです。
漆にアレルギーがあっても漆器でかぶれることは少ないので、お椀やさじなどの食器は使用することができます。
(完全に乾くとアレルギーの心配がなくなるそうですよ。)
同じウルシ科の植物にマンゴーがありますが、漆アレルギーの場合はマンゴーにも注意が必要です。
マンゴーはあくの強い果物ですから、食べて口の中や口の周りに違和感を感じることもあるようですが、そういった症状は口腔アレルギー(食物アレルギー)の可能性もあります。
私は漆の木を見たことがないので知らなかったのですが、秋には紅葉するのでそれを見に山へ行く人も多いんだとか。
赤や黄色の葉が美しい植物だそうです。
漆に耐性があればかぶれなどのアレルギー症状はでないので、これからの季節、山の景色を見に行くのも良いですね。
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